【ワシントン=村山祐介】米国務省のクローリー次官補は14日の会見で、ウェッブ上院外交委員会アジア太平洋小委員会委員長(民主党)が同日ミャンマー(ビルマ)入りしたことを明らかにした。
米連邦議員のミャンマー訪問は約10年ぶり。15日には、米要人として初めて軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長と会談する予定だ。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの即時解放や、スー・チーさんの自宅に侵入したとして実刑判決を受けた米国人男性の釈放を求めるとみられる。
表向きは「米政府とは別」との立場からの接触だが、ウェッブ氏は事前に米政府から説明を受け、現地滞在中は米大使館員が同行している。